一番かんたんなことから始める

これまでの人生を振り返ってみると重要なことを教えてくれる人は、出会う人々のうち極々少数の人しかいなかった。

 

嘘や断片的な枝葉の知識を伝えて混乱へと引き込む者は大勢いるが、根本的・原理的な知識や方法を教えてくれる人はほとんどいなかった。

 

いなかったが、極々たまにはいた。

 

このブログではそういった知識を共有していく。今日日そういうのを隠すのは時代遅れと思うので。

 

といっても大したことがなく当たり前と思われる内容かもしれない。

 

今回の知識は、「なにか厄介ごとに当たるときは一番かんたんなことから始める」である。

たとえば自作パソコンが組みあがっても起動しない場合は、マザボにはCPUとメモリと電源だけ取り付けた最小構成で起動テストするのである。それによってなにが原因かどんどん絞り込めるのである。

 

G・ポリアの「いかにして問題をとくか」(丸善出版)の内容そのものなのだが、この本は本質を理解するのがそこそこ難しいように思う(逆に混乱するかもしれない)。

 

私が思うに、この本のミソは、「難しい目標はもっともっと簡単で、自分がすぐに実行・達成可能な目標に自分で設定しなおす」ことだと思う。ただし、設定しなおした目標は元の目標とは異なっていても、定性的には同じなのである。そういうふうに自分で設定するのである。そのため、その簡単な目標が達成できれば、難しい目標もやり方を調整していくことで達成できるのである。