自動車モデリングのベストなチュートリアルを発見した
今日は自動車モデリングのための非常に良いチュートリアル動画をシェアする。
ちなみにステマではない。
下記である。
Master Car Creation in Blender - Blender Market
コルベットを一から作る過程で、いぶし銀の技巧が惜しみなく公開されている。
なんの情報もなしに自前でここまでのレベルに達しようと思ったら10年はかかるのではないかと思う(注:素人の意見)。
例えば、ボディを作成するときに普通にやるとメッシュの流れがおかしくなって変なシワがよる。ほぼ確実に。それを簡単に綺麗に回避する方法などが紹介されている。動画の最初に自動車モデリングに必要なテクニックがすべて説明される。その後、作っている過程でより詳しく実演してみせる構成。
非常に親切な作りになっていると思う。ただし説明している言語が英語で、なおかつ動画の時間が30時間にも及ぶので難易度は高いと思う。自分で再現しようと手を動かしたら、3~5倍の時間の90~150時間はかかるのではないだろうか。
英語のリスニングが得意でない者(私)が取り組む場合、説明がほとんどわからずストレスも溜まるだろう。というか溜まっている。
この動画の難易度は一般に高い(と私は思う)。このブログでは高いものと仮定して、この動画の攻略法を考えてみたい。
攻略の方針として、まず英語の説明はある程度理解することを目標にしたい。説明を無視して、視覚情報だけでついていくことも十分可能だと思うが、意図の説明を聞かないと理解できない局面はある。そのようなことも理解したいし、CGをやるうえで主な情報源はどうしたって英語なので分からないより分かったほうが将来的に便利に決まっている。
ミ☆☆☆「Master Car Creation in Blender」攻略法☆☆☆彡
1. 取り組むチャプターを決める
(最初におすすめチャプターが作者から紹介される)
2. 取り組むチャプターの字幕テキストをあらかじめざっと読み込んでざっくり理解する
(チュートリアルに同梱されている.vttファイルが字幕ファイルである。普通のテキストファイルであるから普通に開ける。正規表現などで不要な改行や指定時間を削除して見やすくしてもよい)
3. 動画を見る(一回目)。字幕はオン。このとき話されている説明からなるべく理解するようにする。また自分でも話者の話していることを真似して発音してみる(シャドーイング)。
例えば「so that it just sticks out a little bit」という言葉は実際は「ソザジャスティクスアウアリルビッ」のような感じで発音される。つまり書き言葉が実際にはどのように発音されるもの、読むものなのかを覚える作業とみなせるのかもしれない。
4. もう一回動画をみる。今度は適宜飛ばし飛ばしで見る。頭の中でそのチャプターで作るモデルを思い描けるようにイメージを作り上げる。
5. 紙などに作るモデルの絵をかいて仕様を確認する(簡単に)。わからない部分は動画を見直す。
6. 動画を見る(3回目)。自分が作ることを想定して、ざっくり作成手順を確認する。
7. 自分でなにも見ずに作ってみる。細かいテクニックが必要な部分は後回しにしてざっくり形ができることを目標にする。
8. 7で再現できなかった細かい調整やデティールの作りこみが必要な部分の作り方を再度動画で確認する。
9. 7で再現できなかった部分の作成に再チャレンジする。
10. 7~9の不十分と自分が思う部分に繰り返しチャレンジする
以上
書いてて思ったが、CGの共通言語が英語なのだからこれをわざわざ英語以外の言葉、日本語で説明する必要があるのだろうか…。なさそうな気がするが皆さまはどう思われるか。