人生は映画を見ているようなもの

人生は映画を見ている状態だという。つまり現実という実体はじつは存在しておらず、個々人が個々人の好みに応じた像を現実に投影して、それを見ているだけだという。

 

この話を聞いてまったくピンとこなかったし、意味がよくわからなかった。

しかし今日その意味がわかった。

 

これは感覚で感じるものだ。それが実感としてわかった。

子供の頃は(おそらくだれでも)感覚が鋭敏で、さまざまな"映画"に目まぐるしく切り替えることができた。

大人になると思考停止したり感覚が鈍くなって、見ている"映画"が固定化されていく。

 

これは言葉では説明できない。完全に感覚の領域の話だ。

 

そう考えると夢と現実というのはかなり曖昧だ。

こう書くとヤバイ感じがするだろうか。

 

夢を見るのはたんなる記憶の整理のためだという。私の個人的な意見だが、おそらく大嘘である。夢はあきらかになにかを伝えようとしているし、夢を見ることそのものが重要なことを示唆しているように思う。