製作中の罠:アサリの砂

製作中に陥りがちな罠を発見したので記録しておく。

製作は最終成果物を細かい要素に分解しながら製作していくが、その途中に思いがけず製作が難しく、なおかつ非常に些細なパーツが出てくることがある(これをこのブログではアサリの砂と名づける)。

 

そのような場合、本来であれば製作手順を再検討するし、しなければ作れないのだが、それをゴリ押ししようとする心理が働く。とにかくそれに手間をかけたくないのである。めんどくさくてしょうがないのである。

会社で例えると、残業してヘトヘトで帰ろうとしていたところに難しくてめんどくさいことを頼まれた状況に似ている。

しかも自分ではゴリ押しや横着しているという意識がないのである。その結果、やろうと思っているのに製作が進められなくなるというよくわからない不快な現象に見舞われるのである。

 

こうなる理由はよくわからないが、集中力をリアルタイムのグラフで表したとすると、集中力が下側に張りついているのが原因のように思う(厳密な分析でなくイメージの話)。

 

解決策はこれから見つけていくが、前提としてアサリの砂をアサリの砂として認識することが第一だと思う。そしてやりやすいものから手をつけ、アサリの砂は後回しにしてもよい。そして一個ずつ集中して各個撃破していく作戦でいく。

 

というか、いま気づいたが、このような製作は製作だけが製作の要素ではないのではないか。"掃除作業"があるのではないかと思い至った。

たとえばtiffの白部分を不透明化する方法だとか、2D作業でオブジェクトを自動で一定角度で配置する方法など、些細だがわからないと困るtips集を調べるのが掃除作業ではないか。

この2つが製作であり、掃除作業をしなければ身動きがとれなくなるものなのではとふと思った。