個人事業主向け屋号つき口座のつくり方(ゆうちょ編)
開業したてであったり、実績があまりない個人事業主が屋号つき口座を作ろうとすると地方銀行以上の銀行からは一般に断られるようである。
しかしゆうちょ銀行は比較的審査がやさしいとの情報を得た。
この記事ではゆうちょ銀行で屋号つき口座を作ろうとしたときの情報をシェアする。
屋号つき口座開設に必要な書類
屋号つき口座の開設では以下の①~⑩の書類・印鑑等が求められる。
① |
口座開設の理由書 |
② |
個人事業の開業届出書(控用)又は個人事業開業届出済証明書 |
③ |
屋号等で個人事業を営んでいる事実が確認できる書類(商号登記簿謄本、国税・地方税の領収証書又は納税証明書、社会保険料の領収書、事務所の賃貸契約書、公共料金の領収書など) |
④ |
個人事業の財務状況(収入と支出)が確認できる書類(確定申告を行っている場合は確定申告書、収支内訳書、所得税青色申告決算書など) |
⑤ |
個人事業の内容が確認できる書類 (顧客向けの説明資料(HP、パンフレットなど)、取引先との契約書、納品書など) |
⑥ |
【許認可が必要な事業を行っている場合に限る】 事業に関する許認可証 |
⑦ |
申込人ご本人様の本人確認書類(運転免許証等、顔写真付きの証明書類) |
⑧ |
総合口座利用申込書または振替口座加入申込書 |
⑨ |
口座に登録する印章 |
⑩ |
お取引目的等の確認のお願い |
補足:
①、⑧、⑩は店頭でもらえる用紙。記入はそれほど難しくない。
②はご存じ税務署へ出した開業届出書。
③、④、⑤は現時点で用意できない場合は店頭で相談するようにとのこと。
⑥は貸金業、古物商、質屋、飲食店業、介護事業、建設業、労働派遣業、不動産業などの場合必要。
ゆうちょ銀行で作れる屋号つき口座は振替口座
振替口座はキャッシュカードや通帳がない決済専用の口座。ネットから決済処理を行う。現金を引き出すには窓口に出向く。
なお預入限度額はない(1,300万円は通常貯金)。保証は全額保護(元本1,000万円は通常貯金)。
続きは追って記載する。