家賃は搾取
毎月の支出を減らすために家計簿とにらめっこしている。
一番の難敵は固定費である。変動費はその月の余裕に合わせて変えられるのであまり問題にならない。
固定費は労働もしくは金策に駆り立てる強制力の源になる。
一番の重荷は私の場合家賃である。これが月の支出のほとんどを占めており、逆にこれがなければほぼ働かなくてよい。こいつが本当に憎たらしい。
しかし家賃というのはいったい何だろう。
そもそも家賃とはなんだ?
そもそも地球や土地って誰のものでもない。「所有権」を主張する者がいるだけ。
人が存在する以上、住む場所がいるのになぜこの部分だけこんなに顧みられず、家賃を払うのが当たり前になっているのだろう。
そして自分はなぜここに、なにを求めて住んでいるのだろう。
この部分の説明はそんなに必要だろうか。
人の普遍的な問題、たとえば教育や医療や食事には(効果はさておき)行政や民間の様々な支援が存在している。
しかし住居にはほぼない(少なくとも私は知らない)。生存の根本になる部分であるのに。
言いたいことが伝わるだろうか。極端な例だがなぜもっと負担にならない家賃の公的な住居が一般に提供されていないのだろう(私の住む地域では家賃が非常に安価な公営住宅への入居は高齢者などに限られる)。諸々のコストを計算するまでもなく、まったく可能なことであるのに。
明らかに意図された構造である。人々を労働に駆り立てようと意図されている。
さらに言えば住居に付帯する固定費も搾取である。電気水道ガスにネットや携帯。
これらも一種の税金と私は考えている(根拠は製造原価と販売価格が乖離していること)。
家を買えばよいのだが、いまは家を買うことはできない。
また、ラットレースから逃れるため金を多く儲けようというモチベーションを持つ者を手ぐすね引いて待っている者たちがいるのである。
労働力を搾り取り、責任を押し付け、不要なものを売りつけようと手ぐすね引いて待っているのである。これは被害妄想ではなく、ただの事実である。
とりあえずいつでも引っ越しができる準備をしておく。